VoIP無線間Gateway回路図

下記回路はWiRES-II用でありWIRES-Xでは使用出来ません。


1PC/1サウンドボードでEchoLink又はeQSO側よりWiRESのDTMF制御が可能なGateway回路であり、全て外付け回路にて処理しています。回路図はデータ端子無しで書いていますがデータ端子使用でもコネクタ周りの配線を変えればOKです。音声データは全てEchoLink/eQSOインターフェース経由で行います。よってPCとHRI-100間の接続オーディオケーブルは使用しません。

WiRES側に送信をする為、EchoLink又はeQSOのRTS信号とRigのSQL信号をOR回路を通してHRI-100のSQL信号として入力しています。スケルチオープン時にSQL信号が+0VになるRigは反転回路を追加してスケルチオープン時に+5Vに変換して本回路に入力して下さい。LOCAL/WiRES側からEchoLin又はeQSO側への送信はCOMポートCTS信号による送信が可能な回路ですがVox送信を使用する場合、上記破線内回路省略可能です。尚、CTS信号は簡易回路で作成していますので正式にはMAX232C等のレベルコンバータを使用した方がよいでしょう。注意としてバグなのか仕様なのか不明ですが、eQSOでCTS信号等によるインターネット側への送信を行なうとリバンウドが発生しますのでeQSOとGatewayを行なう場合、破線内の回路は省略してVoxによりインターネット側への送信を行なったほうが良いでしょう。

回路的には簡単ですのでEchoLinkのインタフェースを自作された方は基本的にPTTのスイッチング回路と同じですから比較的簡単に製作可能だと考えます。HRI-100のPTT出力で5Vのリレーを駆動しているのはWIRESのRundQSO Roomに接続時に他局のDTMF切断信号で自局も切断するのを防止するためであり、HRI-100のPTTがON時、つまりWIRES側より信号受信中はHRI-100にDTMFを入れないようにします。リレーは2回路2接点で巻線電流が50mA以下タイプの物を使用し、片方のA接点(Normal Open)をPTT出力、もう1回路のB接点(Normal Close)でHRI-100のDATAケーブル側の音声入力カットに使用します。リレー巻線電流が35mA程度の高感度タイプリレーを使用、ドライブTR(2個)を省略した回路でもHRI-100のPTT信号で直接駆動出来ましたがHRI-100 PTT回路許容電流不明の為、トランジスタ駆動を推奨します。
抵抗R4の前にダイオードを追加、OR回路を増やせばSkype(SkyWiRES利用)等、他のVoIPシステムのGatewayも追加可能です。

EchoLink又はeQSO側よりWiRESのDTMF制御が不要の場合はリレーRL及びD3を削除してリレー駆動用トランジスタのコレクタをRigのPTTに接続すると共に、HR-100コネクタ入力信号(SP)をパソコンSPよりLINE(MIC)に接続変更で対応出来ます。

尚、+5Vの電源は電流が少ないためUSBの+5Vが利用可能です。USB用+5Vは電流制限回路が入っていますのでショートした時も安全です。市販のUSBケーブルを切断して使用、通常太い赤線が+5V、太い黒線がGNDです。USB電源が利用不可の場合は3端子レギュレータで変換されても結構です。

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 簡単な回路ですが、不注意によりPC、HRI-100、Rig等を壊さない様にして下さい。
 壊れても当局は一切責任はもてませんのであくまでも自己責任で。
 本件に関しメーカには一切問合せをしない様、お願いします。

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