自宅サーバ構築ページ

FTTH・ADSL等、高速インターネット常時接続が急速に普及しております。
せっかくの常時接続ですから何か利用出来ないかと考え自宅サーバを公開することになりました。

●自宅サーバの利点
・ホームページの容量を気にしないで、写真等多量のデータが使用できる。
・CGI等の制限が無い
・自分自身のスキルアップが図れる。
・知り合いに自慢できる ^_^;
こんなところと思いますが、定期的にLOG等をみて不正アタックを監視する必要があります。

●使用パソコンについて
スピードは速いほどベターですがスピードよりもメモリを多く搭載したほうが良いと思います。一般家庭で使用するため、騒音.発熱.消費電力の少ないPCを使用したほうが良いです。耐久性に問題が残りますが騒音.発熱を考えればノート型がベターです。以前はFMV-NU13(Pentium-133.HDD:4.3GB改.Memory:64MB)で動かしていました。現在は省電力のオンボードAtomD510搭載自作PC(消費電力平均28W)でHTTP/FTPサーバ及びEchoLink/eQSO/WiRES-II等のVOIP無線関係ソフトを動かしています。AthlonXP、Pentium4とかは発熱.消費電力が多く自宅サーバには向かないと考えます。VOIP無線関係のソフトを動かさなければもっとスピードの遅い低消費電力CPUでも十分です。 

●使用サーバソフト
・使用OS:WindowsXP Pro
Win9x系でも可能ですが安定度の点からNT4.0/Win2k/XPが良いと考えます。Linuxでも構築可能ですが稼動アプリケーションの関係でWindowsXPを採用してます。

・HTTPサーバソフト:AN HTTPD
 自宅サーバで使用されている方が多く、複数のドメイン利用が可能なバーチャルドメインに対応。
 私は3個のドメインで公開しています。(www.jg3ebb.bne.jp jg3ebb.dip.jp jg3ebb.mydns.jp)
 他に、BlackJumboDog、Apache等のサーバソフトがあります。
 OS付属のPWS/IISも利用可能ですが、よく攻撃の対象となりますので使用しないほうが良いと思います。
・FTPサーバソフト:Tiny FTP Daemon
 作者が 寝ながら作った最悪のソフト といわれていますが非常に良く出来たソフトでNT系のサービスに対応。
・DNS更新ツール:DiCE(次項参照)

●ダイナミックDNSによる自宅サーバ公開について
インターネット回線で固定グローバルIPアドレスをもらう場合、価格的に高くつきます。通常はDHCPでグローバルIPアドレスが提供されます。ここで問題となるのがフレッツ等の回線が常時接続可能と言えども、回線工事/故障等で切断された場合、固定グローバルIPアドレス契約でない限り割当られたグローバルIPアドレスが変化します。グローバルIPアドレスが変化すると、当然元のグローバルIPアドレスでは接続することは不可能となります。(何らかの方法で現在のグローバルIPアドレスを相手方に通知する必要があります。)
ここで便利なダイナミックDNSサービス利用となるわけです。ダイナミックDNSサービスに好きなサブドメイン名を登録し、グローバルIPアドレスを通知する訳です。定期的又は、自分のグローバルIPアドレスに変化が有った時にIPアドレスを通知すれば同じドメイン名でアクセスできます。私はDiCEでIPアドレスをDDNSサーバに通知しています。
当方が使用中の家サーバdip.jpの設定方法はこちらのページに記載していますのでご参考にどうぞ。
自宅サーバでホームページ公開については、
  http://sakaguch.com/   
  http://juntake.zive.net/server/ 等に参考ページがあります。

●ご注意
サーバを公開する場合、自分のサーバが踏み台されて他のサーバを攻撃しないよう管理は充分行ってください。常時接続の場合セキュリティソフト等の導入によりPC内侵入、破壊を防止して下さい。フリーのセキュリティソフトでも良いと思います。