各VoIP無線の特徴

●eQSO <--ユーザ数減少によりサイト閉鎖、ソフトダウンロード不可
 ・ソフトインストール後、認証登録/コールサイン/コメントを入力すればすぐにオンエア可能。
 ・ノード管理ができていない。(Ver3より認証登録要)
 ・免許が無くても運用可能なフリーライセンス版ソフトがあります。
 ・ルータ等のネットワークでもポート穴あけが必要なく接続できるネットワーク環境が多い。
 ・誰と誰が交信しているかルームにConnectしなくてもわかる。
 ・ルームの接続変更がPCでしか出来ないのでRF-Linkで出かけた時、待受けのみしか出来ない。
  (RF−GatewayDTMFバージョンを使用すればプリセットしたルームにはDTMFで接続可能)
 ・無線機無しでもPCだけで運用可能。
 ・ダイナミックレンジが狭く音質は他のVoIPに比べ悪い。(ネット帯域は狭くても運用可能)

●EchoLink

 ・ノード管理がされており、ライセンスの有る局のみ利用可能。
 ・ルータの穴あけ、ファイヤウオール等の設定変更が必要。
 ・グローバルIPが必要ですのでCATVの一部等、プライベートIPが振られている環境では原則使用不可。
  (VPNサービスでグローバルIP割当、又はEchoLinkProxy経由で運用は可能)
 ・マルチConnect、マルチConferenceが可能。
 ・RF-Linkで出かけた時でもDTMF信号で任意の局に接続可能。
 ・外部よりトランシーバのDTMF及びインターネット経由でのコントロールが可能。
 ・無線機無しでもPCだけで運用可能。
 ・Linux及びMac版のソフトもある。
 ・スマートフォン(Android/iPhone.iPod Touch)でも運用可能。

●WiRES
 ・ノード管理がされている。
 ・メーカ製でありメーカよりサポートが受けられる。
 ・DATA端子付Rigがあればハンダ鏝無しでも簡単に接続可。
 ・EchoLinkと同様にグローバルIPアドレスが必要。
 ・ルータの穴あけ、ファイヤウオール等の設定変更が必要。
 ・マルチConnectが出来ない。(RundQSO Room、グループ呼出以外ノード間は1対1接続しか不可)
 ・Max3分間の連続送信制限がある。(現状時間変更不可->安全面を重視)
 ・ノード間の連続接続時間Max60分制限がある。(ノード間の連続Link不可->安全面重視)
 ・ノード局のQSLカードが見られる。(コンセプトからすればあまり意味無し?)
 ・Connectしていなくてもノード局間でメッセージが送信可。
 ・基本的には無線機無しでの運用が不可。
 (メーカサポート外ですがSSWiRES等のソフトを使用すれば無線機無しでの運用可能)
 ・DTMF操作が統一されている。(ユーザでコマンド変更不可)

IRLP/i-Linkについては当局が経験なくよくわかりませんが最近Linux上でEchoLinkとIRLPを同時運用されてる局があるようです。マンション等で無線機による運用が困難な方はPCでも運用出来、又機能の多いEchoLinkがお勧めです。安全面ではハードで連続送信防止機能のあるWiRESに軍配が上がると共に、モービルからの運用でもDTMF読取精度が高く、DTMF操作が統一されたWiRESに優位性があると考えます。
CATV等でプライペートIPアドレスしか割り当てられてないユーザの方は、選択の余地はなく eQSO又はEchoLink と言う事になります。eQSOとWiRESのGateway局を利用すればeQSOよりWiRESが利用できます。

 要約すれば
 ・機能が少ないが簡単で誰でも気楽に交信が出来るeQSO
 ・機能が豊富でちょっと敷居の高いEchoLink
 ・機能はEchoLinkより劣るが安全面及びメーカサポートで安心のWiRES...と言ったところでしょうか。